レバレッジ卒業です①

長いと思っていた約2年の受講期間があと1日で終了します。

今日は2019年6月に提出した1回目の受講感想を記載します。興味のある方はどうぞ。ちなみに2回目の受講感想はこちら

簡単なプロフィール

30代の兼業主婦で、現在3歳の子供がいます。社内翻訳者(ビジネス系がメイン)を経て、産後時短会社員+副業(本業以外の翻訳・チェッカー)をしていました。「子供が小学生になるころまでにはフリーランスとして独立したい」と以前から考えてたところ、本講座に出会いました。(正確に言うと、ブログ、特許翻訳者をやってます!!経由で出会いました)

工業英語の勉強をしていた関係で、特許翻訳にも興味はありましたが、「なんとなく難しそう」と気後れしていました。本講座の公式ブログ(と裏ブログ)を読み、プレゼントビデオ300本を手に入れ、すぐに受講を決意しました。「いつか独立したい」なんて夢子発言をしている場合ではなく、すぐにでも行動するべきだと目が醒めました。

ちなみに、他スクールや独学で翻訳の勉強・ジョブは経験済みですが、特許翻訳に関しては本講座での勉強が初めてでした。

またなぜフリーランスとして独立したい、と思ったかというと、結婚したあたりから仕事、家事、育児をこなしていくことに不安を感じたからです。子供が生まれたら、実家が遠方の自分は仕事を続けられるのだろうかと不安に駆られました。大半の兼業主婦はそれでもその両立を維持するか、または何らかの理由で仕事を減らす(パートや専業主婦になったり)と思いますが、私はそのどちらでもない道を選びたかったです。収入やキャリアを諦めたくないし、子供との時間も取りたい。その思いが原動力となって、フリーランスへの道を模索し始めました。

私が行った講座の進め方

受講開始当初は会社員をしていたこともあり、1日の勉強量が3~5時間と少なかったです。途中で「これではいつまでたっても勉強できない」と感じ、夫がいて生活に困らない主婦のメリットを活かして会社を退職しました。と同時に開業し、子供の保育園を継続させてもらいました。この時は副業に心底感謝しました。その後は、講座開始前から行っていた翻訳の仕事を受注しつつ、特許翻訳の勉強を行いました。仕事が入っていない日は7~8時間/日程度を勉強に充てていました。

次にどのように講座を活用したか、についてです。これは反省するべき点ですが、社内翻訳者だった自負から対訳シリーズから始めてしまいました。理系知識がほとんど0なので「岡野の化学」「橋元の物理」から始めるべきでしたが、当時はとにかく時間がなく、変な焦りが出てしまいました。結局、対訳シリーズを断念して「岡野の化学」を行いました。(約8か月かかりました)「岡野の化学」終了後は「橋元の物理」と対訳シリーズを同時進行しました。1つの対訳シリーズを完了したら、同じ企業、同じ分野の対訳を2~3件取りました。

その後、「専門分野」を決めてその勉強に集中しました。「専門分野」の基礎知識を企業サイト、本などで勉強し、日本語で特許を読みました。一通り理解できて、出てくる単語が大体わかるようになるまでノートを作りながら調査を繰り返しました。その後対訳を2~3件取り、最終的に自力での訳出を行いました。私の場合は、化粧品、ポリマー、樹脂、接着剤などの有機化学を中心に取り組みました。

自力で訳出できるようになっても、翻訳スピードが遅い、訳語の決定に時間がかかる、品質が低い、請求項の訳し方がわからない、など様々な問題が噴出しました。そのときは、3000本ある動画からその問題に近そうなものをピックアップして視聴していました。特に勉強になったと感じたのは「請求項」関連と「誤訳」関連です。

トライアルを受ける段階になると、トライアルシリーズを活用しました。自分が受ける分野に近いものを集中的に視聴しました。トライアルのシミュレーションとして活用するため、課題文を自分なりに説いてからビデオを視聴したので、自分事として役立てられたと思います。

特に役立ったと思うもの

動画に関して

  • 「岡野の化学」
  • 「橋元の物理」

理系科目を全然勉強していなかった私にとって、特に「岡野の化学」は非常に役立ちました。上にも書きましたが、「対訳シリーズ」→断念→「岡野」→「対訳シリーズ」再開という流れで進めたので、「岡野」前後の理解度の差は歴然でした。明細書を読んだり、背景を調べるにあたり、本やネット上の資料を読むことになりますが、理系の基礎知識を理解していないと歯が立ちません。現在は有機化学の知識を増強するべく、マクマリー有機化学を勉強していますが、これも「岡野の化学」ベースがなかったら理解できなかったと思います。

ツールに関して

  • 秀丸
  • Trados

翻訳作業の効率化にこの2つは欠かせません。秀丸は翻訳作業以外でも活躍しています。とにかく動きが速く、正規表現も便利なのでストレスがありません。Tradosはエラーが出やすく使いこなすまでに時間がかかりますが、翻訳の効率と品質維持のためには必須のツールです。求人情報を見てもTradosをはじめとするCATツールの使用が条件になっていることが多く避けては通れません。過去にTradosとMemsourceの使用経験がありますが、個人的にはTrados派です。

  • マインドマップ

ノート作り、明細書の請求項のまとめなど視覚化ツールとして大活躍しています。

他校との比較

20代後半になって通訳・翻訳者になろうと決め、大手通訳・翻訳者養成スクール(以下、翻訳スクール)に通いました。当時の私の英語力では、通訳・翻訳のコースには入れず、「英語基礎」みたいなクラスしか受けられませんでした。半年ごとくらいに「進級テスト」があって、点数が良いともう一つ上のクラスに行けるシステムです。一度、点数が良いのに落第したときがあって、カモにされてる?と思ったことがあります。(実際、カモだったわけですが)2年ほど通って翻訳クラスの一番下のクラスを受けました。

私が感じる翻訳スクールと本講座との違いは主に2つあります。

一つは勉強量。

翻訳スクールに通っていたころは、会社員だったのですが、1日1時間くらいしか勉強していませんでした。週3時間ほどの授業を受けていたので、1週間にしてもたった10時間です。今考えると全く勉強量が足りません。本講座では、プロになるために必要な時間(たとえば1日15時間の勉強で半年~1年とか)を提示してくれて、プロになるための勉強内容も十分提示してくれます。どの内容を、どのタイミングで、どれだけの時間勉強するかは、人によって様々ですので自分で考えなければなりません。最初はそこに難しさも感じましたが、途中からは「プロになるために必要な試行錯誤」と思えるようになりました。

もう一つはトライアルやジョブへの意識です。

翻訳スクールでは、トライアルやジョブを意識した勉強はできませんでした。講師もクラスメイトも何だかのんびりしていて、プロの翻訳者になりたい!というガツガツした感じがありませんでした。(ちなみに通訳クラスの人は割と競争意識が高かったです。)一度、会社員のクラスメイトに「トライアルを受けないのか?フリーランスになりたいのか?」を聞いたことがあるのですが、「自分にはまだ早い」「いずれ考える」と言われ、年配の方には「家族の介護が忙しくて仕事できない」と言われてしまいました。正直、この環境にいてはいけないと強く感じ、それ以上翻訳クラスを受けることは止めました。

本講座では、管理人さんがトライアルの早期受験やジョブの重要性を説いてくれるので、ジョブへの意識が早い段階で高まりました。トライアル合格するプロセス、合格してジョブを受けるプロセス、ジョブを安定して受けて稼ぐにはどうしたらよいか、のヒントをもらいながら自分なりに試行錯誤を続けました。

トライアルとジョブ

講座受講後、約1年3か月後にトライアルを受け始めました。

現在のところ7社応募して、2社合格、2社不合格、1社辞退(レート以外の条件合わず)、1社トライアル免除で登録、1社結果待ちです。

合格した2社は、1社が特許分野(化学、以下A社)、1社が産業翻訳(webサイトの翻訳、以下B社)です。

A社で和訳とMTPEの実ジョブを6件受注しました。B社は約半年のプロジェクト型案件です。

2019年4月から受注したジョブの売上は、以下の通りです。(売上ベース)

2019年4月:A社3件、約120,000円

2019年5月:A社1件、約28,000円

2019年6月:A社2件+B社、約120,000円

2019年7月:B社、約200,000円(見込み)

幸いA社もB社も途切れることなく受注しているので、2019年は売上200万円の目標を達成できる見込みです。4月、5月はパート並みの売上ですが、最初はとにかくやることが多くて、また緊張して大変でした。何件かこなすと慣れてきて現在は少し余裕が出てきました。上記2社以外にも、取引している会社があるので、これ以上ジョブを入れるのは現実的ではないかもしれません。

実ジョブで得たものは、収入だけではありません。

実際にジョブを受け取ってからの流れ、作業手順、チェックスキームなどを自分で組み立て、日々改善しています。何度か訳文に対するフィードバックを頂いたので、その内容はチェックスキームに組み込んで再発防止に努めています。

一度かなりひどい誤訳をしてしまいました。幸い切られることはありませんでしたが、まだ勉強量が全く足りていないことを痛感し、大きく自信を失いました。誤訳に関する講座の動画を視聴して、同じ誤訳を二度と起こさないように対策を講じました。

これらは、一人で勉強を続けているうちは体験できず、管理人さんが言うように、ジョブをして初めて得られた経験です。「実ジョブをすると成長が加速する」の意味を実感しました。

今後の予定

2019年年末までは、B社(+元々の取引先)のジョブをメインに行い、同時並行で勉強し、ジョブの閑散期を中心により高いレートの会社のトライアルを受けていきます。A社は条件が悪い(レートが安い、手数料引かれる、短納期)ので、約3か月間ジョブを頂きましたが、今後は控えて次のステップへ行く準備へ移ります。

具体的には、

・2018年8月までに、大手翻訳会社のトライアルに合格する

・ジョブと勉強を地道に行い、実力をつける

・専門分野の強化と展開(無機化学やバイオ)

・2019年年末~年明けに、業界でも高レートの会社や特許事務所のトライアルに合格する

です。今のところ具体的に決めているのは以上です。具体的に決めていない野望としては、英訳への挑戦、他分野(コピーライティングに関するもの)への挑戦も考えています。

本講座の動画にはブログなどの情報発信に関するものも多数ありますが、1年半の受講期間中には対応できませんでした。講座受講の途中からブログを始めたので今後こちらも強化していきたいです。

最後に

受講期間中、動画を通じて、ブログや問い合わせを通じて指導していただきありがとうございました。管理人様の言葉にときに傷つき、励まされ、共感し、笑った受講期間でした。全体的には楽しく進められ、後悔は全くありません。上手くいかなかったこともじっくりと振り返り今後の改善点にできるからです。

受講開始前は、「1年半後は立派に特許翻訳者になれている」と考えていました。実際はそんな甘くなく、私の戦いはまだ始まったばかりです。でもこれからのことを考えるととてもワクワクします。今後は卒業生としての活動を折を見て報告させていただけたらと思います。1年半、ありがとうございました。

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